日本からパリに戻って、9月21日、早速、オロロンへの旅です。
Paris / Orly 空港より南南西のピレネー山脈の麓、Pau空港迄、飛行時間1時間20分、定刻に着きました。
Pau 空港を出ると Pierre-Louis 氏が迎えに来て下さり、早速、彼の車で Oloron-Ste-marieの街に、そこで Emile Valles氏 と Jo Eygun 氏が乗り込んで全員4人で、N134号線を南下、Accous を過ぎた頃、驚くなかれ、右手に日の丸が見えて来ました。
特殊な技術の工場らしく、従業員は田舎では珍しい150人とか。工場の入口に、日本とフランスの国旗、それにヨーロッパ共同体の旗が風になびいていました(当初は日本の国旗だけ飾ってあったとか)。
Toyal Europe と言う日本の会社、フランスの田舎にそんな会社が在るとは予想外、時間が在ったら工場に寄って紹介するからと(帰りは時間が無くなり工場訪問は次回になりました)、更に5km南下した所に、今回の目的地 Borce の小さな街が在りました(スペインの国境近く)。
川沿いに面した山に Chemin de la Mâture と言う、昔、船の帆柱に使われた材木を険しい山から切り出して麓まで運ぶ『帆柱の道』と言う名跡が在り(壮大な岩崖の山道から川に接する場所迄の道)、その場所から材木は 更に大西洋に面する港街 Bayonne 迄は川下り、港からは大きな船でパリやイギリス迄運ばれた歴史ある帆柱の産地です。
帆柱をテーマにした作品をその記念すべき広場(国道の前の小さな公園)に、未完のErik Dietman 氏の作品が既に設置されていました。
Erik の作品に、私の作品を設置して完成させる試みの依頼です。
Erik の作品をいじらず、私の作品を置いて公園を完成させると言う計画は初めての体験。
楽しみに現場をじっくり観察、廻りはピレネーの山々、環境を診て、歴史を知りローマ時代にさかのぼると、その地域は、すでに道にそって彫刻が設置されていた地域でもありました。
ロマネスクの教会も在り修復されている近くのスペイン側の洞窟には、当時のアルタミラの洞窟画の様な絵が発見されている地域、住民の文化に対する捉え方に熱いものが感じられました。
大学教授のPierre-Louis の話も熱を帯びて来て、私もやる気に、来年の夏休み前に完成予定。
パリに戻り早速、地図と風景をパソコンからプリントしてアトリエの広いテーブルに広げ、模型&図面作りに取り込む準備中です。
現地ではプール付きの快適なホテルに泊まり、料理も美味しく楽しい視察の旅でした。
明日は再度、オールリー空港に、ポルトガルでの野外作品完成セレモニーに出席する為です。